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片手には前日につくったサンドイッチ。(←昼食代削減)
20分もしないうちに、商店街のような通りを抜け、オリンピコ劇場に到着。
オリンピコ劇場の庭。像が沢山たってる。
入場券は、大人8ユーロ、学生は6ユーロ。
この入場券で、
-Teatro Olimpico / オリンピコ劇場
-Museo Diocesano / 教区博物館
-Gallarie di Palazzo Leoni Montanari / パラッツォ・レオーニ・モンタナーリ美術館
-Pinacoteca Civica Palazzo Chiericati / キエリカーティ市民絵画館
-Museo Naturalistico Archiologico / 自然考古博物館
-Museo del Risorgimento e della Resistenza / なんと訳せばいいかわからん。博物館(←
計6か所の美術館や博物館に入れるというお得なかーど。
これが劇場の客席。客席部分は木、壁は石。天井には青空が描かれている
中に入るとちょっぴり湿った、木のにおい。
このにおい、大好き!日本のお寺のにおいと一緒。
でもあれ?
なんか変だな……
この写真の、左側は客席。
わかりますか?
この画像では分かりづらいんですけど…
青空が描かれているのは、客席なんです。
左側、舞台が始まるところからは天井にはなにも描かれていません。
不思議……
舞台。奥行きが実際は8mしかない。
この舞台は遠近法(奥にいくにつれ床が高くし建物を小さく作る)を駆使して作られているため、
奥行きがとてもあるように見える。
この舞台は現在もコンサートなどで使われているようで(演劇には使ってないのかな?)、
コンサート用にライトアップされるとまた雰囲気が異なるのでしょう。
木のにおいと天井の青空、遠近法をつかったちょっと不自然な舞台。。。
いつまでも客席に座っていたくなるような、素晴らしい劇場でした!
その後はせっかくなので6ユーロで購入したチケットで回れる博物館を見て回ることに。
おススメは、自然考古博物館と、パラッツォ・レオーニ・モンタナーリ美術館。
しかし休日だというのにどちらもほぼ貸切状態。イタリアのみなさん、美術館とか興味ないんですか?
自然考古博物館は、動物の剥製や、類人猿の骨の標本など日本じゃなかなか見られないものもあった。
パラッツォ・レオーニ・モンタナーリ美術館は、ロシア正教のイコン(宗教画)の宝庫。
イコンといえば、ぎょろっとした目のキリストや聖母マリアの絵です。
薄暗い館内に多数のイコンが展示されてるのは、かなりコワイ・・・
自然考古博物館ではひろーい館内では目に生気のない剥製たちにかこまれ、
パラッツォ・レオーニ・モンタナーリ美術館では薄暗い館内をひとりで進む。
家族に宇宙一の臆病者といわれたあたしが、ちゃんと全作品観覧できたのは、いまだに奇跡だとおもう。(笑)
その次はCattedrale di Piazza Duomo(ドゥオーモ)へ。
こちらの教会もパッラーディオ設計のもので、ファサードも教会の中も、あわーいピンクでかわいい。
中はとても立派で、ヴェネツィアのサン・マルコ寺院のきらびやかな雰囲気には劣りますが、
静かで、装飾もうるさくない。
キリスト教についてはまだあまり知識がないのであまり説明はできませんが、
ぜひぜひまた訪れたいドゥオーモ。
その他いくつか美術館を回り、ひとりジェラートもちゃんとして(笑)、ショッピング街をふらふらと歩いていたらあっという間に帰りの電車の時間に。
これが午後7時ごろ。駅についた頃にやっとあたりが暗くなった
ヴィチェンツァは、イタリアでもっとも裕福な街の一つなんだそうです。
静かで落ち着く教会の雰囲気やお店の人たちの優しい感じは、ヴェネツィアのそれとは全く違った。
余裕があるというか、やはり街が裕福だとこうなるんでしょうか?
天才建築家パッラーディオは美しい建物をつくり、それをユネスコが世界遺産に登録したことによってヴィチェンツァの人々は自分の街に誇りを持つようになり、精神的にも裕福になったのかもしれない。
と、思った。
機会があったら、家族をつれてまた行きたいと思える素敵な街でした。
先週末(10/09)週末という事で、あまりお金を使わずにどこか行きたかったので、ヴェネツィアから電車で1時間半ほどのところにある街、ヴィチェンツァまで行ってきました。
ヴィチェンツァとは一体どんな街でしょう?さぁ、ウィキペディア君に聞いてみよう!(以下コピペ)
ヴィチェンツァ(Vicenza)は、イタリア共和国北東部のヴェネト州にある人口約11万人の都市(コムーネ)。
ヴィチェンツァ県の県都である。ヴェネトのみならず、イタリア屈指の芸術都市である。
ルネサンス期の優れた建築家アンドレーア・パッラーディオが手がけた美しい町並みで知られ、「パッラーディオの街」と称される。ヴィチェンツァ市街とヴェネト地方のパッラーディオのヴィッラはユネスコの世界遺産に登録されている。
アンドレーア・パッラーディオって、覚えてますか?
10/01の日記で書いた、ヴェネツィアにあるサン・ジョルジョ・マッジョーレ教会も、彼の建設。
ちなみに彼がパッラーディオ。
普通、西洋の建築の様式を表す時、ゴシック様式、とかルネサンス建築、とか表しますよね。
ゴシックとはゲルマン民族を指すgoticoという言葉から来ています。
ルネサンスはフランス語のrenaissance:再生から来ていて、古典文化を復興しようという運動を指します。
つまりルネサンス建築というのは建築によって表現される文化復興運動なわけです。
このように建築様式は通常どの時代のものか、どの国のどの民族のものか等で分けられます。
ところがこのアンドレーア・パッラーディオは、世界で唯一パッラーディアン様式(パッラーディオ風)建築という、個人の名前で呼ばれる建築様式を生み出した天才建築家。
あたしは建築のことは全く知らないのですが、サン・ジョルジョ・マッジョーレの教会を見てから、
アンドレーア・パッラーディオについて興味があったので、これは!!と思い一人観光してきました。
朝10時、ヴェネツィア・サンタ・ルチア駅から一番安い各駅停車に乗って出発。
1時間25分で、4.25ユーロ。
国鉄駅を出て、緑豊かな公園を大通りにそって歩いて行き、ローマ通り(viale Roma)をぬけ、
これまたパッラーディオの名前をとったパッラーディオ通り(Corso Palladio)にはいる。
この通りの終点にあるのが、彼が最後に設計したといわれる、オリンピコ劇場(Teatro Olimpico)。
今回は日帰りなので、このオリンピコ劇場を出発にしていくつか博物館・美術館と教会を見て回ることにした。
・・・つづく
2010年9月からイタリア・ヴェネチアに留学中。
高校時代ユネスコ活動を通して海外に関心をいだき、
2年生で米国コロラド州に一年逃亡。
大学入学してすぐピーターパン症候群による半年の休学を経て、現在一応宗教学について勉強中。
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